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これって固定電話の不具合?つながらない・声が途切れるときの対処法
これって固定電話の不具合?つながらない・声が途切れるときの対処法

固定電話を使っていると「つながらない」「通話中に声が途切れる」といったトラブルが突然発生することがあります。業務で利用している場合は、顧客や取引先からの電話に対応できなくなる可能性もあるため、早めに対処しておきたいところです。
しかし、固定電話の不具合は原因が幅広いため、闇雲に確認を進めてしまうと、解決に時間がかかってしまう場合もあります。
固定電話に不具合が発生した際は、原因を一つずつ切り分けながら確認していくことが大切です。
ここでは、固定電話でよく起こる不具合の種類と原因、解決策を解説するとともに、不具合を解決するための確認手順や、トラブルを未然に防ぐための対策について紹介します。
固定電話が原因で起こる3つの不具合と解決策
固定電話のトラブルには、発信・着信ができない、通話中に音声が途切れる、特定の相手と通話できないなど、いくつかの典型的なパターンがあります。
ここでは、固定電話でよく発生する不具合と、その主な原因や解決策について紹介します。
発信・着信ができない
電話回線を使った従来の固定電話は、電話機から送られた信号が交換局で処理され、相手の回線へ接続されることで通話が成立します。
この通信経路のどこかに不具合があると、発信や着信ができなくなることがあります。
原因を切り分ける際のポイントは、受話器を上げたときの「ツー」という発信音(トーン)です。発信音の有無によって、電話機側の問題か、回線や通信事業者側の問題かを大まかに判断できます。
| 状態 | 主な原因 | 解決策 |
|---|---|---|
| 発信音が聞こえる | 料金未払いによる利用停止 | 料金の支払い状況を確認する |
| 回線契約の一時停止 | 契約状況を確認し、利用再開手続きを行う | |
| 通信事業者側の設備トラブル | 障害情報を確認し、必要に応じて問い合わせる | |
| 発信音が聞こえない | 音量設定が0になっている | 電話機の音量設定を確認する |
| 電話機の故障 | 別の電話機で動作を確認する | |
| 電話回線の断線 | モジュラージャックや電話線を確認する |
また、オフィスなどでビジネスフォンを利用している場合は、PBX(構内交換機)の設定や機器の不具合が原因で発信・着信ができなくなることもあります。
<PBXの不具合例>
- 外線発信の設定ミス
- 回線ポートの故障
- PBX本体のフリーズ
- 外線回線の収容設定の不具合
ただし、PBXの設定変更や機器の調整は専門的な知識が必要となるため、基本的には資格を持つ技術者でないと対応できません。

PBXが原因と考えられる場合は、無理に操作を行うのではなく、導入した通信事業者や保守会社などの専門業者に点検や設定確認を依頼しましょう。
関連記事:固定電話がつながらないときに確認すべき5つの項目と解決策とは?
通話中に音声が途切れる・雑音が入る
通話中に音声が途切れたり、「ザー」「ガサガサ」といった雑音が入ったりする場合は、電話機や配線、回線設備などに不具合が発生している可能性があります。
固定電話は電話回線を通じて音声を伝送する仕組みのため、通信経路のどこかで接触不良やノイズが発生すると、通話品質に影響が出ることがあります。
主な原因と解決策は、次のとおりです。
| 主な原因 | 解決策 |
|---|---|
| 電話機本体の故障 | 別の電話機に交換して症状が改善するか確認する |
| モジュラージャック・配線の接触不良 | モジュラージャックを差し直し、電話線の劣化や接続状態を確認する |
| 屋外回線のノイズ | 通信事業者に回線点検を依頼する |
| 周辺機器の電磁ノイズ | 電話機の近くにある家電製品を離す、または配置を見直す |
固定電話に影響を与える電磁ノイズを発生する機器は、次のようなものがあります。
電磁ノイズの原因になりやすい機器
- 電子レンジ
- 電源タップ
- LED照明
- 無線機器
そのため、電話機の交換や配線の確認、周辺環境の見直しなどを行いながら、原因を順番に切り分けていくことが大切です。
特定の相手とだけ通話できない
固定電話で「特定の相手とだけ通話できない」という場合は、電話機や回線の故障ではなく、設定や番号情報が原因になっているケースが多くあります。

主な原因は、次のとおりです。
| 主な原因 | 解決策 |
|---|---|
| 着信拒否設定 | 別の電話番号から発信してみる |
| 電話番号の入力ミス | 登録している電話番号や発信番号を確認する |
| 非通知拒否 | 非通知発信を解除する、または番号通知で発信する |
| 発信制限サービス | 契約している発信制限サービスの設定を確認する |
| PBX・ビジネスホンの設定 | PBXの発信設定や制限設定を確認する |
| 回線サービスの設定不具合 | 通信事業者に設定状況を確認・問い合わせる |
| 相手側の機器トラブル | 相手側の電話機や回線の状態を確認してもらう |
| 相手の通話状態 | 相手が通話中・転送設定・留守番設定になっていないか確認する |
| 特殊番号の制限 | 国際電話やIP電話への発信制限設定を確認する |
このように、特定の相手とだけ通話できない場合は、電話機の設定、回線サービス、相手側の状況など複数の要因が関係している可能性があります。
電話番号の確認や着信拒否設定の有無をチェックし、それでも解決しない場合は通信事業者やシステム管理者に問い合わせてみましょう。
固定電話の不具合を解決するための確認手順
固定電話で不具合が発生した場合は、原因を順番に切り分けながら確認していくことで、効率よく解決につなげられます。
ここでは、トラブルの原因を特定するために確認しておきたい基本的な手順を紹介します。
通信障害の情報を確認する
固定電話の不具合が発生した場合、まず確認したいのが通信事業者の障害情報です。
事前に通信障害の有無を確認することで、電話機の交換や配線などの確認作業を行わずに済む場合があるためです。
通信障害やメンテナンス情報は、通信事業者の公式サイトやサポートページで公開されていることが多いため、まずは該当する情報が出ていないか確認しましょう。
電話機の状態を確認する
通信障害が発生していない場合は、次に電話機の状態を確認します。
まずは次のポイントを確認しましょう。
電話機の状態を確認する際のポイント
- 電話機の電源が入っているか
- 音量設定が小さくなっていないか
- 受話器コードが正しく接続されているか
- 発信音(トーン)の状態
また、オフィスなどで複数の電話機を使用している場合は、他の電話機でも同じ症状が出ているかを確認します。
交換した電話機で正常に通話できる場合、その電話機自体に不具合がある可能性が高いと考えられます。
電話回線や配線の接続を確認する
電話機に問題が見当たらない場合は、電話回線や配線の接続状態を確認します。
電話回線の接続がゆるんでいたり配線が劣化していたりすると、発信・着信ができなくなったり、通話中に音声が途切れたりすることがあります。
まずは、電話機と壁のモジュラージャックの接続状態を確認し、プラグがしっかり差し込まれているかを確認しましょう。
電話回線や配線を確認する際のポイント
- モジュラージャックがしっかり差し込まれているか
- 電話線が劣化・断線していないか
- 延長ケーブルを使用している場合は接続状態に問題がないか
電話回線が、折れ曲がっていたり、被覆が破れていたりすると、内部で断線している可能性もあります。必要に応じて交換を検討しましょう。
PBX(構内交換機)の設定や機器の状態を確認する
多くのPBXには、動作状況を示すランプ(LED)があり、正常に動作している場合は一定のパターンで点灯・点滅します。電源ランプが消えている、警告ランプが点灯しているなど、普段と異なる状態になっていないか確認しましょう。
また、PBXでは外線回線を接続するポートが正常に認識されていない場合、不具合が発生することがあります。回線ポートの状態や接続状況もあわせて確認しておきます。
なお、PBXの設定変更や機器の調整には専門知識が必要になるため、保守会社や通信事業者に点検を依頼しましょう。
通信事業者や保守会社へ問い合わせる
固定電話の不具合が改善しない場合、利用者側では確認や対応が難しいケースもあります。
特に、回線の断線や交換局側の設備トラブル、PBXの設定エラーなどは専門的な点検が必要になるため、無理に操作を行うよりも専門業者に確認を依頼した方が安全です。
通信事業者のサポート窓口や、PBXの保守契約を結んでいる会社に連絡し、症状やこれまでに行った確認内容を伝えることで、原因の特定や早期解決につながります。
また、問い合わせの際は「発信音の有無」「不具合の起きている電話機」「発生している症状」などを整理して伝えると、スムーズな改善につながります。
固定電話の不具合を防ぐための対策
固定電話は、普段問題なく使えていると設備の状態を確認する機会が少なく、つい点検を後回しにしてしまいがちです。
しかし、電話機や配線、PBXなどの設備は長期間使用することで劣化し、不具合の原因になることがあります。ここでは、固定電話のトラブルを未然に防ぐための主な対策を紹介します。
定期的な点検を行う
電話機や配線は長期間使用することで劣化するため、トラブルが発生する前に状態を確認しておくことで、発信・着信トラブルや通話品質の低下を防ぎやすくなります。
特にオフィス環境では、配線が増えるほど接触不良や断線のリスクも高くなるため、以下のポイントを年1回を目安に点検しておきましょう。
点検時のチェックポイント
- 電話機の電源や動作状態
- 受話器コードや電話線の劣化・断線
- モジュラージャックの接続状態(ゆるみや抜け)
- 延長ケーブルや分配器の接続状態
- 電話機周辺にノイズを発生させる機器がないか
定期的な確認を行うことで、固定電話のトラブルを未然に防ぎ、安定した通話環境を維持しやすくなります。
老朽化した設備を更新する
固定電話の不具合が何度も発生する場合は、電話機やPBXなどの設備が老朽化している可能性も考えられます。
一般的な目安として、次のような設備は10〜15年程度で更新が検討されることが多いです。
更新を検討したい設備の例
- 電話機(ビジネスホン)
- PBX(構内交換機)
- 電話回線の配線やケーブル
- 分配器やモジュラージャック
また、次のような状況がある場合は、設備の更新を検討するタイミングといえます。
更新を検討するサイン
- 同じ不具合が何度も発生している
- 機器の使用年数が10年以上経過している
- メーカーの保守サポートが終了している
- 修理部品の入手が難しくなっている
設備を新しくすることで、通話品質の安定やトラブルの減少につながるだけでなく、最新の機能による電話業務の効率化も期待できます。
クラウドPBXへの移行

クラウドPBXは、クラウド環境で構築されたPBXを利用するサービスです。
インターネット回線を利用して音声通話を行うので、電話機だけでなく、パソコンやスマートフォンを電話機として利用できる点も特徴です。
クラウドPBXでは、ベンダーが提供するサービスを利用するため、PBX本体を自社で管理する必要がありません。
設備の管理やシステムの更新もベンダーが行うため、従来のPBXのようにハードウェアの老朽化や機器トラブルが原因で通話ができなくなるリスクを減らせます。
また、クラウドPBXは従来の固定電話と比べて利便性が高い点もメリットです。例えば次のような機能を利用できます。
クラウドPBXの主なメリット
- スマートフォンやパソコンで会社の電話番号を利用できる
- オフィス以外の場所でも代表番号で通話ができる
- 拠点が複数あっても電話環境を一元管理できる
- 設定変更や機能追加をオンラインで行える
上記のように、クラウドPBXに移行することで、固定電話の設備トラブルを減らせるだけでなく、働き方の変化にも対応しやすい柔軟な電話環境を構築できます。
関連記事:クラウドPBXとは?固定電話のDXでコスト削減と業務効率化を実現
固定電話の不具合対策ならINNOVERA(イノベラ)
「INNOVERA(イノベラ)」は、当社(株式会社プロディライト)が提供するクラウドPBXです。
インターネット回線を利用して通話を行うため、スマートフォンやパソコンから会社の電話番号で発着信ができるなど、現代の働き方に対応した電話環境を構築できます。
設備のメンテナンスやシステムの更新は当社が行うため、管理負担の軽減にもつながります。
固定電話がスマホ、PCで使えるクラウドPBX「INNOVERA(イノベラ)」
固定電話の不具合でよくある質問
固定電話の不具合については、「突然つながらなくなった」「雑音が入る」など、さまざまな疑問が寄せられます。ここでは、固定電話のトラブルに関してよくある質問とその回答をまとめました。
固定電話の発信音(トーン)が聞こえない場合はどうすればいいですか?
発信音(トーン)が聞こえない場合は、電話機の音量設定が小さくなっている、電話機本体が故障している、電話線が断線しているなどの原因が考えられます。
また、電話機から交換局までの回線にトラブルが発生している可能性もあります。
まずは電話機の音量設定や電源状態を確認し、電話線やモジュラージャックの接続に問題がないかチェックしましょう。
それでも改善しない場合は、別の電話機に交換して動作を確認し、回線トラブルが疑われる場合は通信事業者へ問い合わせることをおすすめします。
固定電話のトラブルは停電が原因になることがありますか?
従来の固定電話(アナログ回線)は、電話回線から電力が供給される仕組みのため、基本的には停電時でも通話できる場合があります。
ただし、PBXやビジネスホンは電源が必要なため、停電後に機器が正常に起動していないと通話できない場合があります。
ビジネスフォンとクラウドPBXの違いは何ですか?
ビジネスフォンはオフィス内のPBX機器を利用しますが、クラウドPBXはインターネット上で電話交換機能を利用します。クラウドPBXは、インターネット回線を介して通話を行うため、内線や代表番号を使った外線をオフィス外でも利用できます。
まとめ

固定電話は、企業にとって顧客や取引先との重要な連絡手段の一つです。
そのため、発信や着信ができない、通話が途切れるといった不具合が発生すると、業務に支障が出たり、顧客対応の機会を逃したりする可能性があります。
固定電話の不具合には、電話機の故障、配線の接触不良、回線設備のトラブル、PBXの設定ミスなど、さまざまな原因が考えられます。
そのため、不具合が発生した場合は、通信障害の有無を確認したうえで、電話機や配線、PBXの状態を順番にチェックし、原因を切り分けることで早期解決につながります。
もし固定電話のトラブルが頻繁に発生している場合は、クラウドPBXへの移行も一つの方法です。
当社(株式会社プロディライト)が提供するクラウドPBX 「INNOVERA(イノベラ)」なら、PBX機器を自社で管理する必要がなく、設備トラブルのリスクを抑えながら柔軟な電話環境を構築できます。
固定電話の不具合対策や電話業務の効率化を検討している企業様は、INNOVERAの導入をぜひご検討ください。


