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【ビジネス向け】格安電話回線!おすすめ7社のサービス内容を徹底比較
【ビジネス向け】格安電話回線!おすすめ7社のサービス内容を徹底比較
通信コストの削減は、多くの企業で課題となっています。
通信コストを抑える方法として、格安SIMなどのモバイルサービスはよく知られていますが、ビジネス用途の固定電話も格安で利用できる回線があります。
その選択肢の一つが、IP電話です。
IP電話は従来の固定電話よりも、月額基本料金や通話料が低く設定されているため、乗り換えれば格安な料金で利用できます。また、通信技術の発展により、固定電話と同等の高品質な通話が可能なIP電話も登場しているため、ビジネスでの利用も可能です。
しかし、IP電話サービスは様々な会社が提供しており、料金体系やサービス内容も異なります。料金の安さだけで選んでしまうと、通話品質の低下による業務効率の悪化や、想定以上の通信コストが発生するなど、かえってデメリットが生じることがあります。
そのため、IP電話を選ぶ際は、どのサービスを選べば本当に通信コストを削減できるのかを判断することが大切です。ここではビジネスで使用する格安電話回線(IP電話)の選び方について解説します。
ビジネスで使う格安電話回線(IP電話)を選ぶ3つのポイント
IP電話は、インターネット回線を利用して音声通話を行うサービスです。従来の固定電話では通話専用の回線が必要でしたが、IP電話はインターネット回線を活用し、データ通信と音声通話を同時に行えます。
そのため、月額基本料金や通話料が固定電話と比べて低く格安で利用できるため、通信コスト削減が可能です。
ただし、IP電話は通信事業者によってサービスの内容が異なります。固定電話は企業の信頼性に大きく影響するため、選ぶ際は以下の3つのポイントを必ず確認しましょう。
- 月額基本料金とチャネル数
- 通話料の料金体系
- 取得できる電話番号の種類
それぞれのポイントについて解説します。
月額基本料金とチャネル数
ビジネスでは、従業員が同時に電話を使用する機会が多いため、複数の電話回線が必要です。そのため、通信コストを削減するには、月額基本料金が安いだけでなく、無駄のない回線数で運用することも考えなければいけません。
回線数を抑えるために大切なのが「チャネル数」です。
チャネル数とは、1つの電話回線で同時に通話できる数のことです。従来の固定電話は1回線1チャネルだったため、同時通話数に応じた電話回線の契約が必要でした。
しかし、IP電話では1回線で複数のチャネルが利用できるので、電話回線の契約数を減らせます。たとえば、従業員が6名いるオフィスで、全員が同時に電話をする可能性がある場合を考えてみましょう。
1回線1チャネルの電話回線では6回線の契約が必要になるため、月額基本料金が2,000円/回線の場合、月額基本使用料は12,000円です。
一方、1回線3チャネルの場合では、必要な電話回線は2回線です。月額基本料金が1回線あたり3,000円だとしても、毎月6,000円で済みます。このように、格安電話回線を選ぶ場合、利用できるチャネル数が多ければ、コストを大幅に削減できます。
IP電話のチャネル数は、基本的なプランで1回線につき2~3チャネルです。ただし、サービスによっては、チャネル数を増やせるオプションが利用できるため、追加料金を支払うことで10チャネルや100チャネルに増やすことも可能です。
追加料金は利用するチャネル数によって約300~2,000円程度なので、回線数を増やすよりも費用を抑えられます。
通話料の料金体系
格安の電話回線を選ぶ際は、通話料金だけでなく課金される時間単位(課金単位)にも注目しましょう。
以下は、従来の固定電話とIP電話サービス3社の通話料と課金される時間単位(課金単位)の比較です。
サービス名 | 固定電話への通話料(円) | 携帯電話への通話 |
---|---|---|
固定電話(加入電話) | 9.35/3分 | 17.6/60秒 |
IP-Line | 5.06円/90秒 8.69円/3分 | 8.8円/30秒 16.5円/60秒 |
MOT/TEL | 8.8円/3分 | 17.6円/60秒 |
BIZTEL | 8.8円/3分 | 19.8円/60秒 |
※税込み
IP電話の通話料は、固定電話よりも安い傾向があるため、通話時間が長いほど差がでてきます。
また、毎月の通話料を削減する場合に確認したいのが時間単位(課金単位)です。
例えば、固定電話宛ての通話は、3分単位で通話料が課金されるケースが多くなっています。そのため、1分の通話でも3分の通話料が発生し、4分の通話では6分の通話料がかかります。
一方、IP-Lineのように90秒ごとに課金されるIP電話であれば、1分の通話でも90秒分の通話料、4分では4分30秒分です。
特に通話回数が多い企業では、課金単位の違いが月額の通話料に大きく影響するため、通話料と課金単位の組み合わせを考慮することで、実質的な通話コストを抑えられます。
関連記事:IP電話の料金体系とクラウドPBX連携による業務改善策
取得できる電話番号の種類
IP電話を契約する際、取得できる電話番号は「0ABJ番号」と「050番号」の2種類があります。ビジネスで利用する場合、この電話番号の種類によって、通話品質や信頼性が大きく異なります。
以下の表で、それぞれの特徴を比較してみましょう。
電話番号 | 0ABJ番号 | 050番号 |
---|---|---|
番号体系 | 市外局番から始まる10桁 (例:03-XXXX-XXXX) | 050から始まる11桁 (例:050-XXXX-XXXX) |
通話品質 | クラスA(固定電話と同等) | クラスC(携帯電話以下) |
地域性 | 該当地域のみ取得可能 | 全国で取得可能 |
ビジネス適性 | ◎ | △ |
0ABJ番号は、東京なら「03」、大阪なら「06」など、従来の固定電話と同じ市外局番から始まる電話番号です。総務省が定める品質基準で最も高いクラスAに位置付けられており、固定電話と同等の安定した通話品質が確保されています。
また、電話番号に地域性があるため、ビジネスにおける信頼性も高くなります。
一方、050番号はIP電話で取得できる電話番号の種類です。電話番号に地域性が含まれていないため、全国どこでも取得できる利点があります。
ただし、発信元の地域が特定できないため、新規取引先との商談などでは信頼性の面で不利になる場合があります。通話品質は最も低いクラスCになるので、音声の遅延や途切れが発生する可能性があります。
そのため、ビジネスでIP電話を利用する場合は、0ABJ番号を取得できる電話回線を選んだ方がよいでしょう。
関連記事:IP電話で市外局番を使う方法とメリット・デメリットを解説
格安電話回線おすすめ5社を徹底比較
格安で利用できるIP電話サービスとして、以下の5社がおすすめです。
それぞれのサービスの特徴や料金プランを比較してみましょう。
サービス名 | 初期費用 | 月額基本料金 | 固定電話あての通話料 | 携帯電話あての通話料 |
---|---|---|---|---|
IP-Line | 番号発行手数料:1,100~2,750円 番号ポータビリティ手数料:1,650円 | 番号利用料:1,100円/2チャネル チャネルアップ利用料:165円 | 5.06円/ 90秒 8.69円/180秒 | 8.8円/30秒 16.5円/60秒 |
COLLABOS PHONE | 初期費用:22万円 | 5,280円/1チャネルごと | 0.066円/1秒 1.98円/30秒 3.96円/60秒 11.88円/3分 | 0.25円/1秒 8.25円/30秒 16.5円/60秒 |
トビラフォンCloud | 初期費用:3万3,000円 ※0ABJ番号を利用する場合 拡張料金:7,700円 初期工事費用 55,000円 | 3,300円/2チャネル チャネルアップ利用料:550円 | 4.4円/60秒 | 17.6円/60秒 |
MOT/TEL | 初期費用:32,780円 | 5,478円/20チャネル | 8.8円/3分 | 17.6円/60秒 |
BIZTEL | 初期費用:22万円 | 89,100円/3チャネル チャネルアップ利用料:3,300円 | 8.8円/3分 | 19.8円/60秒 |
※税込み
それでは、各サービスの特徴について詳しく解説します。
IP-Line
IP-Lineは、インターネット回線を利用して音声通話を実現する独自のIP電話サービスです。従来の固定電話と異なり、インターネットを利用することで市内・市外の区別なく、全国一律料金で通話が可能です。
IP-Lineの大きな特徴は、90秒単位での課金を採用している点です。一般的なIP電話が3分(180秒)単位の課金なのに対し、IP-Lineは90秒単位で課金されるため、無駄な通話料の発生を抑えられます。
また、通話品質面では、64kbpsの高音質ビットレートを採用し、固定電話に匹敵するクリアな音声を実現しています。国際電話や0120/0800番号(フリーダイヤル)にも対応しているため、既存の電話環境をそのまま引き継ぐことができます。
初期費用については、050番号は1,100円、0ABJ番号は2,750円の番号利用料が発生します。月額基本料金は、2チャネル/1番号で1,100円、チャネルを増やすごとに550円で利用できるため、高品質な通話と格安な料金を両立したIP電話サービスとなっています。
COLLABOS PHONE
COLLABOS PHONEは、1秒単位の課金システムを採用した、コールセンター特化型のIP電話サービスです。
最大の特徴は、他社の多くが3分単位の課金なのに対し、1秒0.066円という細かい課金単位を実現していることです。例えば、実際の通話が60秒の場合、3分課金のサービスでは3分相当の料金が発生しますが、COLLABOS PHONEでは正確な通話時間分のみが発生します。
クラウド型のサービスのため、ハードウェアの構築費用や高額な工事費用などの初期コストは不要です。パソコンとインターネット回線があれば、発注から最短3週間で利用開始できます。
また、機能面も充実しており、トークスクリプトや通話録音、通話モニタリング機能、オペレータの状態確認など、コールセンター運営に必要な機能がオールインワンで提供されています。管理画面からは、設定変更や統計データの確認も簡単に行えます。
トビラフォンCloud
トビラフォンCloudは、通話のテキスト化やCRM連携など、多くの機能が基本料金に含まれているのが特徴のIP電話サービスです。
基本プランには、050番号1つ、内線番号2つ、同時通話2回線が含まれており、2,500件までの電話帳や拒否電話番号の登録、約100時間分の通話録音が可能です。
0ABJ番号(市外局番)も利用可能で、初回の1番号は初期工事費用55,000円、2番号目以降は11,000円で追加できます。フリーダイヤルにも対応しており、複数の電話番号を一元管理できます。
上場企業が運営する信頼性の高いサービスで、専用機器が不要なクラウド型のため、設定費用や運用負荷が少なく、機器の故障リスクもありません。セキュリティー対策も充実しており、安心して利用できます。
MOT/TEL
MOT/TELは、スマートフォンやPCから050番号や0ABJ番号(03などの市外局番)で発着信できるクラウド電話サービスです。
基本機能として、従業員ごとに内線番号が付与され、内線同士の通話が無料で利用できます。また、外部システムとの連携機能、クラウド電話帳、チャット機能なども標準で搭載されています。
通話料金は、固定電話宛てが8.8円/3分、携帯電話宛てが17.6円/60秒と、格安な料金設定となっています。
特徴的なのは、スマートフォン1台で公私の通話を簡単に切り分けられる点です。発信番号や通話料の請求先をアプリで設定できるため、通信費の自動精算が可能で、面倒な精算業務が不要になります。
また、申し込みから最短3営業日で利用開始できるため、急な導入にも対応可能です。
BIZTEL
BIZTELは、2006年のサービス開始以来、導入企業数2,000社以上、稼働席数40,000席以上という圧倒的な実績を持つIP電話サービスです。
料金プランは、内線番号数40、3チャネルの「ライト」プランが初期費用22万円、月額基本料金89,100円となっています。必要な機能を必要な時に必要なだけ利用できる柔軟な料金体系が特徴です。
基本機能として、03・06・050・0120番号での発着信、IVR(音声ナビ)による着信振り分け、Webブラウザからの各種設定変更などを備えています。また、全通話録音、音声認識によるテキスト化、CRM連携など、豊富なオプション機能も用意されています。
24時間365日の電話サポート体制も整っており、安心して利用できます。小規模企業から大企業まで、様々な規模・業種のニーズに対応できる拡張性の高さが特徴です。
電話回線を乗り換える際の確認点
既存の電話回線から格安電話回線に乗り換える際は、以下の点に注意が必要です。
- 既存の市外局番に対応していることを確認する
- 違約金の有無
- 正しい手順で手続きを行う
確認点について、順番に解説していきます。
既存の市外局番に対応していることを確認する
既存の電話回線からIP電話に乗り換えて0ABJ番号を取得する場合、LNPを利用すれば既存の電話番号をそのまま使えます。LNP(Local Number Portability)とは、電話会社を変更しても、市外局番を含む電話番号をそのまま使い続けられる制度のことです。
しかし、一部のIP電話サービスでは、特定エリアの市外局番にしか対応していない場合があります。例えば、東京「03」や大阪「06」には対応しているものの、地方の市外局番には対応していないケースです。
乗り換え予定だったIP電話サービスが市外局番に対応していない場合、以下のいずれかの対応が必要になります。
- 別のIP電話サービスに変更する
- 050番号を取得する
- 電話番号を変更する
ビジネスにおいて、固定電話番号は大切な資産です。電話番号が変わることで、顧客や得意先への周知、名刺や会社案内の修正に費用や労力がかかります。
そのため、IP電話に乗り換える際は、必ず既存の電話番号が引き継げることを確認しましょう。
違約金の有無
既存の電話回線によっては契約期間が決まっており、期間内に解約すると違約金が発生する場合があります。
違約金の発生条件は、契約満了月以外の解約や最低利用期間未満での解約など、通信事業者によって様々です。
また、違約金以外にも解約時には以下の費用が発生する可能性があります。
- 工事費の残債
- レンタル機器の解約金
- 機器の撤去費用
- 返却する機器の送料
そのため、解約を検討している電話回線の契約書や利用規約をチェックし、違約金や解約に関わる費用を確認しましょう。
正しい手順で手続きを行う
固定電話からIP電話への乗り換えは、以下の手順で行う必要があります。
- 移行先の通信事業者にLNPを申し込む
- 申し込みから数日後に、LNPの可否通知が届く
- LNPが可能であれば、実施日時を相談する
- 乗り換え先の光回線の開通に合わせて回線が切り替わる
LNPの手続きは、可否通知を受け取ってから完了まで通常1週間程度かかります。ただし、手続きの手順を間違えたり、移行先の通信事業者からLNPができないと通知された場合は、切り替えにさらに時間がかかる可能性があります。
電話回線をスムーズに切り替えるには、事前に移行先の電話会社に相談し、必要な手続きと期間を確認しておきましょう。
関連記事:固定電話番号を番号ポータビリティで引き継ぐ方法とは?
格安で高音質な通話を利用するなら「IP-Line」
当社(株式会社プロディライト)が提供するIP電話「IP-Line」は、高品質な通話と格安な料金を両立したIP電話サービスです。0ABJ番号に対応しており、固定電話と同等の通話品質(クラスA)を実現しています。そのため、テレワークでの利用や、顧客との商談でも、クリアな音声で通話できます。
また、以下3つの特徴から固定電話にかかるコストの大幅な削減が可能です。
- 通話料を抑える90秒課金
- クラウドPBX「INNOVERA」との組み合わせで更なるコスト削減が可能
- 全国34の市外局番に対応
それぞれの特長について詳しく解説します。
通話料金を抑える90秒課金システム
IP-Lineの特長の一つが、90秒単位の通話料課金システムです。
電話回線の多くは3分単位で通話料が課金されるため、実際の通話時間が1分や4分といった中途半端な時間でも、次の課金単位まで料金が発生します。
実は、日本における通話の74%は90秒以内に終了しており、3分単位の課金では大半の通話で無駄な料金を支払っていることになります。
1本あたりの通話料の差は小さいかもしれません。しかし、毎日発生する通話の件数を考えると、無視できないコストになってしまいます。
IP-Lineでは90秒単位の課金を採用することで、より実際の通話時間に近い料金体系を実現しています。これにより、通話料金の最大42.5%もの削減が可能です。
クラウドPBX「INNOVERA」との併用で通話料をさらに削減
クラウドPBXは、PBX(構内交換機)の機能をクラウド上で提供するサービスです。従来のビジネスフォンのようにオフィスに専用の機器を設置する必要がありません。
当社が提供するクラウドPBX「INNOVERA」では、スマートフォン、タブレット、PC、SIP電話(IP電話専用の電話機)を電話機として設定できます。インターネットさえあれば、INNOVERAを介して会社の電話番号で外線通話が可能なため、オフィス以外でも固定電話の利用が可能です。
また、設定した端末同士は、オフィスの内外に関係なくインターネットにつながっていれば内線ができます。クラウドPBXの内線は、従来のビジネスフォンと同様に通話料がかかりません。
そのため、従業員同士や拠点間の通話料を削減できます。さらに、内線機能により、オフィスにいなくても電話の取り次ぎができるため、折り返しの通話料も抑えられます。
このように、IP-LineはINNOVERAと組み合わせることで、通話料の大幅な削減が可能です。
固定電話がスマホ、PCで使えるクラウドPBX「INNOVERA」はこちら
全国34の市外局番に対応で安心の乗り換え
IP-Lineは、東京「03」、大阪「06」、名古屋「052」をはじめ、全国34の市外局番に対応しています。そのため、多くの企業で現在使用している電話番号をそのまま引き継ぐことができます。
電話番号の引き継ぎは、普段行わない手続きのため不安に感じることも多いかもしれません。しかし、IP-Lineでは専任スタッフが、事前の番号照会から切り替え工事の日程調整まで、丁寧にサポートします。
そのため、全国各地の事業所でもスムーズな導入が可能です。
まとめ
従来の固定電話をIP電話に乗り換えることで、格安な料金で電話回線を利用できます。しかし、IP電話サービスは数多くあり、料金体系やサービス内容も様々です。選び方を誤ると、かえってコストが増えてしまう可能性もあります。
格安の電話回線に乗り換えたいけれど、どのサービスを選べばよいか判断が難しいという場合は、ぜひ「IP-Line」の導入をご検討ください。
IP-Lineは、90秒課金による無駄のない通話料金、クラウドPBX「INNOVERA」との併用による内線通話の無料化など、様々な面で通信コストの削減を実現できます。また、全国34の市外局番に対応しており、専任スタッフによる手厚いサポートもあるため、スムーズな乗り換えができますので、この機会にお問い合わせください。