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0800番号は迷惑電話？判断方法と正しい対処法
0800番号は迷惑電話？判断方法と正しい対処法
「0800」で始まる電話番号から着信があると、一体どこからかかってきた電話なのか、迷惑電話ではないかと不安になるかもしれません。
0800番号は、あまり見慣れない電話番号ですが、0120番号と同じく着信課金番号と呼ばれる電話番号の一種です。
実際に電話に出てみると、一般企業からの連絡であることがほとんどです。しかし、一部では悪質な迷惑電話に0800番号が利用されることがあり、その対応に時間を奪われてしまう場合があります。
0800番号がかかってきたとき、迷惑電話かどうかを判断するにはどのような方法があるのでしょうか。ここでは、0800番号の仕組みと、迷惑電話を判断する方法、防ぐための手段を紹介します。0800番号を含めた幅広い迷惑電話を防ぐのに効果的なサービスも紹介しているのでご確認ください。
0800番号とは
0800番号は、着信課金番号で使用される電話番号の一つです。
着信課金番号とは、電話をかけた側ではなく、受けた側が通話料を負担するサービスのことを指します。主に一般消費者からの問い合わせが多い、企業のカスタマーセンターやコンタクトセンターなどで利用されています。080から始まるため、携帯番号と勘違いされることもありますが、関係は全くありません。
0800番号と同様に、着信課金番号として代表的なのが0120番号です。従来、着信課金番号は0120番号が利用されていました。しかし、0120番号は0120 + 6桁で構成されており、取得できる電話番号の数に制限があります。その結果、利用者の増加にともない、取得できる番号が次第に枯渇していきました。
そこで、新たな着信課金番号として1999年に0800番号が総務省から割り当てられたのです。0800番号は0800 + 7桁で構成されているため、0120番号よりも桁数が多く、利用できる番号が多いという特徴があります。
0800番号は固定電話番号がないと取得できない
0800番号を取得するには、03や06などの市外局番から始まる固定電話番号が必要です。0800番号は、固定電話番号に紐づけて取得するオプションサービスであり、単独での取得ができないためです。
0800番号の仕組みは、以下のようになっています。
- 1.発信者が0800番号に電話をかける
- 2.0800番号が紐づいた固定電話番号に着信が転送される
- 3.着信者が着信を確認して電話を受ける
このように、0800番号は固定電話番号に依存したサービスであるため、取得する際は、適切な固定電話番号を準備する必要があります。
発信者番号が偽装されるケースがある
0800番号を構成する7桁の部分は、空きがあれば任意の番号を取得できます。自社のサービスや商品との関連付けや連番、ゾロ目といった覚えやすい電話番号を取得できれば、認知度を高めることが可能です。
一方で、この仕組みを悪用して、発信者番号を偽装する行為が行われている事実もあります。
固定電話番号は、市外局番と市内局番の組み合わせのため、発信元をある程度特定できます。しかし、0800番号にはその要素がありません。発信元が特定しにくいことから、迷惑電話や詐欺などに使われやすくなっているのです。
0800番号は、着信課金番号の代表的な電話番号として、多くの企業に利用されていますが、0120番号と比べると利用数は少なくなっています。総務省の調査によれば、令和4年度末時点における、0120番号の使用数は50万4,397だったのに対し、0800番号は28万6,478でした。
このように、0800番号は0120番号ほど認知度が高くなく、一部で悪用されているケースもあることから、怪しい電話番号として認識されている側面もあるのです。
0800番号がすべて迷惑電話とは限らない
0800番号を悪用した迷惑電話が存在することは事実ですが、ごく一部です。実際には、0800番号を取得している多くの企業が、正当なサービスの提供に利用しています。
ビジネスにおいては、利用しているサービスや商品に関する重要なお知らせが0800番号から連絡がくることがあります。たとえば、契約内容の変更や料金の未払い、セキュリティ上の問題といった、早急な対応が必要な連絡などです。
このような連絡を放置すると、サービスの停止や追加費用の発生、データの流出など、深刻な事態につながるおそれがあります。
会社にとって大きな損失を与えかねないため、0800番号からの着信をすべて迷惑電話だと判断するのはリスクが高いといえるでしょう。
公共機関や金融機関も使用している
0800番号は、企業だけでなく、公共機関や金融機関でも広く利用されています。
たとえば、みずほ銀行では、発送したキャッシュカードを申込者が受け取れず返戻された場合、申込者に電話をかけて受取方法を案内するサービスを提供しています。このサービスに利用されているのが0800番号です。返戻されたキャッシュカードは、約1カ月ほど保管されますが、期間を過ぎると再度キャッシュカード発行の手続きが必要となってしまいます。
また、国民年金に関する問い合わせ窓口となるコールセンターでも、0800番号が使われています。年金の納付に関する重要な連絡が、この0800番号を通じて行われているのです。
万が一、年金の未納や延滞の連絡であった場合、放置をし続けると最悪の場合財産を差し押さえられるおそれがあります。
このように、0800番号からの着信には、見逃してはならない大切な連絡が含まれている場合があります。放置をすると、重要な情報を取りこぼすおそれがあるため、適切に対応するようにしましょう。
0800番号が迷惑電話であるか判断する方法
0800番号は、固定電話番号を取得していれば、企業や団体だけでなく、個人であっても取得が可能です。そのため、電話番号だけを見ても、それが迷惑電話なのかどうかを判断するのは難しいでしょう。
とはいえ、0800番号からの電話は大切な連絡である可能性もあるため、無視をするのではなく、できる限り着信の内容を確認することが大切です。放置をすれば、後々大きな問題に発展するおそれがあります。
0800番号からの着信が迷惑電話であるかどうかを見分けるためには、以下の方法があります。
- インターネットで検索をかける
- 折り返して確認してみる
それぞれの方法を詳しく解説します。
インターネットで検索をかける
0800番号がどこからかかってきたのか比較的簡単に確認する方法が、インターネットでの検索です。着信のあった0800番号を検索エンジンで調べてみると、その電話番号に関する情報が表示されます。
検索の結果、企業のWebサイトが表示されて、発信元がすぐにわかる場合もあるでしょう。しかし、迷惑電話の場合は、企業情報などが表示されないことが多く、発信元が分からないケースも少なくありません。
そのような場合でも、最近では電話番号の情報を書き込むWebサイトなどが存在し、そこでの口コミや評判を参考にすることで、ある程度の判断ができます。
ただし、迷惑電話は多くの人から認識されることを避けるため、電話番号を頻繁に変更する傾向があります。そのため、ごく最近取得された0800番号であれば、インターネット上で全く情報が見つからない場合もあります。
また、0800番号は過去に別の企業が取得していても、解約してから一定期間が経過すると再び取得が可能になります。つまり、過去に迷惑電話として報告された電話番号であっても、現在は違う企業が使用している可能性があるのです。
インターネット検索は0800番号の発信元を調べる上で有効な手段ではありますが、確実とは言えません。検索結果だけで判断するのではなく、他の情報も合わせて総合的に判断することが重要です。
折り返して確認してみる
0800番号からの着信が迷惑電話かどうかを判断する確実な方法は、電話を折り返すことです。0800番号を使用している企業の中には、自動音声応答システムを導入しているケースが多く、折り返したときに自動ガイダンスが流れる場合があります。ガイダンス中に企業名がわかれば、迷惑電話かどうかを即座に判断できるでしょう。
一方で、電話を折り返した際、相手が名乗った企業名に覚えがない、あるいは企業名や担当者名をはっきりと名乗らない場合は、迷惑電話の可能性が高いので注意が必要です。
また、話の内容が曖昧で、用件が明確でなかったり、いきなり商品やサービスの勧誘を始めるようなケースも、迷惑電話の特徴としてよく見られます。
迷惑電話だと判断した場合は、速やかに電話を切りましょう。
折り返して確認する方法は、0800番号からの着信が迷惑電話かどうかを判断する上で有効な手段です。0800番号への通話は着信側に通話料が発生するため、費用もかかりません。
ただし、折り返した電話が迷惑電話だった場合、適切な対応を取らないと、電話が長引いてしまう場合があります。貴重な業務時間が奪われてしまうため、迷惑電話だったときの対策を事前に考えておくことが大切です。
関連記事：営業電話の上手な断り方を解説！心構えと素早く切り上げるコツ
0800番号の迷惑電話を防止する手段
0800番号からかかってきた電話が迷惑電話だと分かった場合、防止する手段として以下の方法があります。
- 着信拒否をする
- 電話代行サービスを利用する
- 迷惑電話防止サービスを利用する
適切な対策を講じれば、迷惑電話による業務の中断を防ぐことにつながります。
ただし、それぞれの対策にはメリットとデメリットがあるため、自社の状況に合わせて最適な方法を選択する必要があるのです。
それぞれの対策について詳しく解説します。
着信拒否をする
0800番号からの迷惑電話を防止する方法の一つが着信拒否です。
固定電話の場合、多くの電話機には「着信拒否機能」が搭載されています。迷惑電話の番号を着信拒否リストに登録すれば、着信を防げます。
また、スマートフォンの場合も、端末の設定で特定の番号を着信拒否にすることが可能です。スマートフォンには、迷惑電話対策アプリも数多く存在するため、活用することで着信拒否リストの管理がより簡単になります。
ただし、着信拒否の機能は登録できる電話番号に上限があり、迷惑電話の数が増えてくると、登録しきれない場合があります。迷惑電話は頻繁に電話番号を変更することもあるため、着信拒否リストをそのたびに更新するのは手間がかかります。
電話代行サービスを利用する
0800番号の迷惑電話を防止する方法に、電話代行サービスの利用があります。
電話代行サービスとは、企業にかかってきた電話を電話代行会社に転送し、オペレーターが従業員として電話対応するサービスです。
オペレーターは電話の内容を確認し、必要な情報を企業に報告します。企業は必要な電話のみを受けることができるため、0800番号に限らず、すべての電話番号からの迷惑電話を防げます。
しかし、電話代行サービスは、着信の数に応じてコストがかかる従量課金制である場合も多く、コストが増えるおそれがあるのです。また、平日深夜や土日祝日など、時間外の対応が不可能な電話代行サービスもあり、重要な電話を取りこぼしてしまうリスクがあります。
迷惑電話防止サービスを利用する
0800番号からの迷惑電話を防止する方法に、迷惑電話防止サービスがあります。迷惑電話防止サービスは、電話会社や通信事業者が提供しており、代表的なサービスがNTT東日本・西日本が提供する「迷惑電話おことわりサービス」です。このサービスを利用すると、特定の電話番号から電話がかかってきても、自動メッセージで応答するので着信しません。
迷惑電話おことわりサービスには登録できる電話番号に制限があり、最大で30個です。0800番号は頻繁に変更される傾向があり、かかってくる先も複数あるため、完全に迷惑電話を防ぐことは難しいかもしれません。
しかし、迷惑電話防止サービスは、さまざまな企業から提供されています。次に紹介するTelful（テルフル）であれば、0800番号を含む幅広い迷惑電話を低コストで防げます。
関連記事：電話自動応答システム(IVR)比較7選！サービスの選び方と導入事例を紹介
0800の迷惑電話対策にはTelfulが効果的
0800番号からかかってくる迷惑電話は、着信拒否や迷惑電話防止サービスを利用することで、ある程度は防げるかもしれません。しかし、どちらの方法も登録できる電話番号に上限があり、完全に迷惑電話を防ぐことは難しいのが現状です。
また、迷惑電話だとわかってからでないと設定ができないため、確認の作業が発生します。迷惑電話かどうかを判断して、着信拒否、迷惑電話防止サービスの設定をするという作業は時間や手間がかかるため負担になります。
そこで、0800番号の迷惑電話対策に悩んでいる企業様に、ぜひ検討していただきたいのがTelful（テルフル）です。
Telfulは、受けたい番号からの電話だけを取り、はじめてかかってくる番号や受けたくない番号からの電話を、テキストで確認できるサービスです。
Telfulの大きな特徴は、迷惑電話の電話番号ではなく、受けたい電話番号だけを登録できる点です。受けたくない電話番号の登録件数に上限がないため、0800番号だけでなく、それ以外の迷惑電話についても幅広く防ぐことが可能です。
ビジネスにおいて、日々かかってくる迷惑電話に対応するのは、業務の妨げになり、生産効率の低下につながります。Telfulを導入することで、迷惑電話への対応に割く時間と手間を大幅に削減できます。
必要な着信はそのまま受け取れる
Telfulが着信拒否や迷惑電話防止サービスと大きく違う点は、受けたくない電話番号からの着信があった場合、電話番号と用件を録音できる点です。
Telfulを導入すると、登録されていない電話番号からの着信に対して自動音声応答が流れます。自動音声応答では、相手に連絡先や用件などをメッセージで残すように促します。
0800番号のなかには、折り返したほうがよい着信が含まれている場合があります。Telfulであれば、着信の内容を確認できるため、大切な電話を逃すことがないのです。
Telfulを利用する具体的な流れは以下のとおりです。
- 1.固定電話番号あての着信を、指定する電話番号に転送する
- 2.転送先で登録された電話番号かそうでないかを振り分ける
- 3.登録された電話番号のみを受ける
Telfulは、契約している通信事業者が提供する転送サービスを利用して、かかってくる電話を自動で振り分けています。NTTであればボイスワープ、ソフトバンクであれば多機能転送サービスなど、Telfulは複数の通信事業者に対応しています。
そのため、現在の電話環境を変更せずに、Telfulを導入することが可能です。
着信と用件をテキストで確認できる
Telfulを導入すれば、登録していない電話番号からの着信があっても電話番号や用件が確認できるため、必要な連絡の取りこぼしを防げます。
ただし、1件ずつ音声で確認していくのは時間がかかり、場所によっては音声の再生が難しい場合もあるでしょう。Telfulでは、電話番号と録音された用件をテキストメッセージでも確認できます。テキストメッセージであれば、隙間時間などを利用して効率的に確認ができ、気になる電話があれば後から音声で詳細を確認することも可能です。
Telfulは着信と用件をテキストで確認できるため、0800番号でかかってきた電話の内容を短時間で把握できます。
着信件数に関係なく定額で利用できる
Telfulは、定額料金で利用できるため、月に何件着信があっても毎月の費用がかわることはありません。着信件数が多い月でも安心して利用できます。また、Telfulなら24時間365日対応が可能です。いつ電話がかかってきても、自動音声応答で確実に対応できるため、重要な連絡を見逃すリスクがありません。
着信件数が多い企業にとって、定額料金で利用できるTelfulの導入は、大きなメリットになるでしょう。
※転送通話料が転送元キャリアにて発生いたします。
まとめ
0800番号は、企業のカスタマーセンターやコールセンターだけでなく、公共機関や金融機関などでも利用されている着信課金番号です。着信のなかには重要な連絡が含まれている可能性もあるため、一部の悪質な迷惑電話と一括りにして対策をすると、企業にとって大きな損失につながるおそれがあります。
0800番号からかかってくる迷惑電話の効率的な対策を探されている企業様は、ぜひTelfulをご検討ください。
Telfulを導入すれば、必要な着信だけを受け取れるため、0800番号やそれ以外からかかってくる以下のような迷惑電話に従業員が対応する必要がなくなります。
- サービス・商品の営業電話
- 悪質なクレーム電話
- 無言電話
Telfulは、迷惑電話への対応に割く時間と手間を大幅に削減し、業務の生産性向上につなげることができます。0800番号の迷惑電話対策に課題を感じている企業様は、この機会にぜひお問い合わせください。最適なプランをご提案します。
